「求人媒体に高額な掲載費を払い続けているのに、自社の魅力が伝わらない応募者ばかり…」「せっかく採用しても、社風が合わずにすぐ辞めてしまう…」
このような採用の悩みを抱えている中小企業の経営者や人事担当者の方は少なくありません。ネームバリューのある大手企業と同じフォーマットで比較される求人媒体では、自社ならではの本当の魅力や空気感を伝えるのには限界があります。
では、大手求人媒体に依存せず、自社サイトから「この会社で働きたい」と願う熱量の高い人材を直接引き寄せるにはどうすればよいのでしょうか。
今回は、数多くの採用サイト制作やWebブランディングを手掛けてきた株式会社キューブの担当者に、中小企業が自社サイトで直接応募を増やすための具体的なアプローチや現場のリアルな事例について詳しくお聞きしました。
大手媒体のテンプレートでは「会社の空気感」がなかなか伝わらない
―― 大手求人サイトに高い掲載費を払い続けても、自社の魅力が伝わらず「すぐ辞めてしまう人」ばかり応募してくると悩む中小企業が多いです。そもそも、なぜ媒体のテンプレートでは魅力が埋もれてしまうのでしょうか?
キューブ: 大手求人媒体って、どんな会社も「同じフォーマット」「同じ項目」「同じ写真の枚数」で並べられてしまうんですよね。がっつり営業主体の会社も、繊細でクリエイティブな会社も、すべて同じ枠組みに押し込められてしまう。
その画一的なルールの中で戦うと、知名度のある大手企業にアクセスが集中するのは自然なことです。でも、中小企業の本当の面白さって「大手より柔軟で働きやすい環境」だったり「経営者や仲間との距離の近さ」「チームワークの良さ」といった空気感にありますよね。
それをどこにでもある「アットホーム」という言葉で片付けるのではなく、自社サイトでしっかり独自の立ち位置を表現することが重要なんです。
【事例】シーズン外でも熱量の高い直接応募が来る理由
―― 実際に採用サイトを整えたことで、応募の質や流れが変わった事例はありますか?
キューブ: はい。以前は就活シーズンに求人媒体から応募があるだけだった企業様が、自社サイトを軸にしたことで、シーズン外でも「インターンに参加したい」「社風に惹かれた」という問い合わせが直接届くようになりました。
自社サイトから直接応募してくる方は、コンテンツや経営者のブログまでしっかり読み込んで面接に来られます。だから社風や価値観についての話もすんなり伝わる。結果として、入社前の辞退や入社後のミスマッチによる早期離職は大幅に減り、意欲的に関わってくれる人材の獲得に繋がっています。
掲載費ゼロでも欲しい人材を引き寄せるコンテンツの正体
―― 採用サイトで「欲しい人材を引き寄せる」ために、絶対に外してはいけない表現やコンテンツは何でしょうか?
キューブ: その会社が「日々当たり前と思って自然にやっていること」の中に隠れている思いを拾い上げることです。
例えばある会社では、「お客様が来社される際、エントランスにお名前を掲げてお出迎えする」という文化がありました。
ご本人たちにとっては日常の何気ない行動ですが、詳しく伺うと「社長のお客様に対するおもてなしの心」や「自社を選んでくれた感謝」という理念に紐づいていて、それが社員の笑顔や社風に繋がっていたんです。
こうした些細な行動の裏にある「思い」を丁寧にコンテンツ化すると、求職者の心を動かす唯一無二の要素になります。
さらに、自社の良さを再確認することで、既に働いている社員のエンゲージメントを高めるインナーブランディングの効果もあります。
「有名企業じゃないから」と諦めている経営者へ
―― 最後に、「有名企業じゃないから自社サイトを作っても直接応募なんて来ない」と諦めている経営者へメッセージをお願いします。
キューブ: 有名企業じゃないからこそ、独自の採用サイトを作るべきです。
大手求人媒体に載せ続ければ毎回高額な掲載費がかかりますし、人材紹介を使えば1人あたり数百万円単位のコストがかかります。ですが、自社サイトなら一度作ってしまえば、最小限の維持費で運用できます。
今はWordPressでブログを書いたり、YouTube動画を埋め込んだり、SNSと連携させたりと、自社のリアルな空気感をダイレクトに届ける手段がたくさんあります。
自社ならではの思いや現場のストーリーを泥臭く届けていけば、有名・無名に関わらず「この会社で働きたい」と心から共感する人材は必ず現れます。
掲載費を払って待つ採用から脱却し、自社の魅力を正しく届ける仕組みを整えていきましょう。
おわりに
求人媒体のテンプレートに頼る採用は、知名度や条件面の比較になりがちですが、自社の採用サイトを軸にした発信は「社風」や「価値観」に共感する本気の人材を引き寄せます。
自社にとっては当たり前になっている日常の行動や社長のちょっとしたこだわりの中にこそ、求職者の心を動かすストーリーが眠っています。それらを丁寧に言語化・コンテンツ化し、WordPressや動画、SNSなどを活用して届け続けることが、高額な掲載費をかけずにマッチング度の高い人材を獲得する一番の近道です。
「有名企業ではないから」と諦める必要は一切ありません。まずは自社が大切にしている思いや日常の魅力を振り返り、求職者にダイレクトに伝わる採用サイト作りを踏み出してみてはいかがでしょうか。
私たちCUBEにお任せいただくと、しっかりと魅力を引き出すコンテンツを企画させていただきます。