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マーケディング施策として「オウンドメディア」が注目を集めています。
企業が運営するウェブマガジンや、ブログのことを一般的にオウンドメディアと呼んでいます。
すでに多くの企業がオウンドメディアの運営を行っており、大幅な売り上げアップ、認知度向上に成功したケースもあります。
この記事では、オウンドメディアのメリットやデメリット、オウンドメディアの制作方法についてご紹介します。
オウンドメディアと、この後紹介するペイドメディア、アーンドメディアを合わせて「トリプルメディア」と呼びます。
これまで企業は、ペイドメディア(広告)中心で宣伝をしてきましたが、これからは、アーンドメディア(SNS)や、オウンドメディアも組み合わせて使いこなすことが大切です。
企業が費用を支払って広告を掲載するメディアのことです。
テレビやラジオ、新聞、雑誌などのマスメディアや、Web広告といったものがペイドメディアに分類されます。
不特定多数の消費者の目に留まる場所で情報発信や宣伝が行え、潜在顧客や自社に興味を持っていない消費者とも接点を作ることができます。
商品やサービスを実際に購入した人が発信するメディアで、企業が直接発信する情報よりもユーザーからの信頼性が高くなります。
フォロワーが何万人もいるインフルエンサーがSNSで商品についてシェアをすると、多額の費用をかけた広告(ペイドメディア)よりも効果が出ることがあります。
情報がリアルで、第三者が情報を拡散してくれることがアーンドメディアのメリットです。
一方、企業が情報をコントロールできないため、マイナスの情報が拡散されてしまったり、炎上によって自社のブランド力が落ちてしまう可能性があります。
ユーザーにとって有益な情報を提供し続けると顧客の企業やサービスへの信頼が高まり、自社やサービスのファンになっていきます。
結果、他社と比較検討されなくなったり、商品単価を落とさず販売できたり、リピーターになってもらえます。
ペイドメディアにも共通しますが、オウンドメディアは企業が発信する内容をコントロールできます。
オウンドメディアを読んでもらうには、自社の主張だけでなく、ユーザーにとって有益な情報も含める必要があります。
初期費用として、サーバーやドメイン、オウンドメディアサイトの制作費が必要ですが、自社で運用・管理すると広告費は発生しません。
記事を提供し続け、検索で上位に表示されるようになることで、アクセスが増え、広告費をかけずに集客サイトへ誘導したり、お問い合わせしてもらえます。
アクセス解析や会員登録などで顧客の情報が入手でき、新商品開発や、SNSで発信する内容の改善ができます。
オウンドメディアで効果を出すためには、記事を書き続ける必要があり、時間が掛かります。
オウンドメディアを多くの人に読んでもらおうと思うと、SEOなどコンテンツ制作の知識が必要不可欠です。
自社にコンテンツ制作ができる人がいない場合は外注するか、知識を身につける必要があります。
オウンドメディアを運用する目的には大きく分けて以下のようなものがあります。
目的が決定したら誰に情報を伝えるのかを具体的に考える必要があります。 この際、年代や性別だけでなく、家族構成や職業などもより詳細に設定したペルソナを作ることで、社内で共通の人物を起点に戦略を考えられるようになります。
記事を投稿する頻度や、曜日、時間帯を決定します。
投稿する曜日と時間帯はターゲットのライフスタイルによって変わってきます。
投稿時間を固定することで、ユーザーも習慣的にオウンドメディアにアクセスするようになり、リピーターの獲得に有効です。
ここで作成する投稿計画はあくまでも仮設であり、Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを利用し日々アップデートする必要があります。
オウンドメディアを自社で運用するのか、外注するのかを決定します。
外注する場合でも完成した記事を確認したり、投稿を管理する人材を最低1人用意することで、外注先が変わっても一貫したメディアの方向性を保つことができます。
自社で運用する場合、外注費用が発生しないためコストを低く抑えられます。
外注する場合は、外注費用が発生しますが、人員が少なくてもオウンドメディアを運用でき、社員はそれぞれの専門分野に力を入れられます。
また、委託先を増やすことで、短時間で多くの記事を制作できることも魅力の1つです。
オウンドメディアの目的やターゲットを踏まえ、検索回数や競合の数、ユーザーが検索をする目的(検索意図)の分析を行い、最適なキーワードを選定します。
1つのキーワードを深めていくことで1つのテーマに関して専門性の高いオウンドメディアへと育てられます。
ここまで決定したらいよいよ、オウンドメディアサイトを制作します。
カテゴリーなど情報設計や、自社のイメージに合ったデザインの制作などを行います。
近年の検索エンジンは、主に掲載している内容を重視していますが、オウンドメディアの使い勝手も大切です。
どれだけ良質な記事を掲載しても使い勝手が悪く、読んでもらえなければ意味がありません。
設計やデザインの段階で、分かりづらくないか、使いづらくないかもチェックしておきましょう。
オウンドメディアはサイトが完成してからが本番です。
オウンドメディアの質や方向性を統一したり、ライターが希望通りの記事を書きやすいようにレギュレーション(執筆規則)をまとめましょう。
レギュレーションには以下のような項目を含めます。
WordPressなどのCMS(コンテンツ・マネージメント・システム)を利用しオウンドメディアサイトを制作する方法です。
デザインの自由度が高く、今っぽいデザインや動きを取り入れたり、自社の雰囲気に合ったデザインでブランディングを強化することもできます。
また、自社で運用する場合、基本的にサーバーとドメイン以外の費用が掛からないため、運用コストを抑えられます。
デザインスキルやデザインを依頼する余裕がない場合も、サイト制作サービスを利用することで、オウンドメディアを制作できます。
サイト制作サービスは、CMSよりも簡単にサイトを構築できます。
また、サイト制作以外にもさまざまなツールが用意されており、アクセス解析などを1つのサービスにまとめられます。
簡単にサイトを制作できる分、デザインの自由度が劣ることや、月額の費用がCMSに比べて高いことがデメリットです。