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チーズはどこへ消えた?

スペンサージョンソン (著)「チーズはどこへ消えた?」を読みました。
発売されて間もないころに一度読んだのですが、またひっぱり出してきて読んでみました。

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スペンサー ジョンソン,Spencer Johnson,門田 美鈴

すごく読みやすい本で、あっと言う間に読み終えてしまうのですが
以前に読んだ時には、あまりピンと来なかったような。
今回読むと「なるほど。」と思う本でした。

さらっと読める物語なんだけれども
ビジネスマンの考え方を変える一冊になり得るということでベストセラーになったようです。
社員教育としてこの本を採用している企業もあるとか。

登場人物は、ネズミ2匹とネズミサイズの小人2人。
ネズミと小人それぞれが「チーズ」を求めて迷路をさまよっているところから
物語はスタートします。

この本でいう「チーズ」は、私たちが求めているものをさしています。
つまり、手に入れることで幸せを感じることができるもの。
仕事・お金・恋人・家族・大きな家・健康・自由…とか。

ある日、ネズミと小人は巨大なチーズを見つけます。
毎日毎日頑張って探していたチーズが、毎日そばにあるのです。
しかも沢山あるのです。

小人たちにとってのチーズは自分たちの生活となり、チーズが中心となっていきます。
そして、手に入れるために苦労した「チーズ」も、毎日そばにあると「あたりまえ」になってきます。

ところがある日…そのチーズが消えた!
そのとき分析力も判断力もないネズミ達は、本能のままにすぐさま新しいチーズを探しに飛び出していきます。
小人はネズミサイズなだけで人間なので、ネズミ達とは全く違います。
小人たちは無駄な期待を持ち現状分析にうつつを抜かす…。

あんなに沢山あったチーズが消えるわけない。
待っていたらまた戻ってくるかもしれない。
壁の後ろにでも隠しているはずだ。
…などと考え、なかなか現状を受け入れることができない。

そんな現状をやっとの思いで受け入れたとしても
新しいチーズを探しに旅立つには、また苦難が待ち受けていることを想像し
なかなか旅立つことができず、変化することができないのです。

しかし、古いチーズに早く見切りをつければ
それだけ早く次のチーズを見つけることができる。
「変化」することは、勇気のいることだけど
「変化」しようとするとそれが楽しいことだと気づくことができる。

と、この本では教えてくれています。

この物語を読むと、私たち人間の生活や仕事や人間関係など
あらゆることと関係を持たせて考えることができます。

それで「なるほど。」と思うのです。

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