はい。始まりました2016年。
株式会社キューブ小田です。主に WEBマーケティングを担当しています。
毎年感じてますが、去年も去年とて、バタバタで瞬く間に終わりました。
個人的なことは一旦置いておいて、 2015年のWeb はどうだったかを振り返りたいと思います。
■スマートフォン対応への意識向上
2015年4月21日に Googleがモバイルフレンドリーアップデートを行ったことによって、スマートフォン最適化が加速しました。
モバイルフレンドリーはだいぶ前のように感じますが、去年の話なんですね。。
弊社へのオーダーにしても「とりあえずパソコンだけでいいかぁ」から「スマホ対応は必須」というようなお客様側の変化が見られました。
ちなみに弊社の 2014年と2015 年の同時期で比較するとスマートフォン対応のオーダーは約4倍になっています。
·スマートフォン対応によって見直すべき制作会社の体制
弊社はパソコン版をベースとした制作フローですが、取り扱う商材(対象とするターゲット)によってはモバイルファーストと呼ばれるスマホからの制作フローに変化が必要な時期にさしかかっていると感じています。
レスポンシブデザインと呼ばれるワンソースでパソコン、タブレット、スマートフォンのサイズに合わせて表示を最適化する構築手法が主流な現在、どのデバイス(機器)が優先なのか?が最も重要で、今まで通りの1位パソコン2位スマホではなく、1位スマホ2位パソコンという優先順位の変動が市場で見られる以上、制作会社の制作フローも見直しが必要です。
遅いくらいですが、これは 2016年の課題として・・・
■コンテンツマーケティングの本格化
かなり前から「Blogで集客」という流れはありましたが、この「Blog集客」は今のコンテンツマーケティングとは少し違う意味合いも含んでいます。
※アメブロ、はてなブログといった特有の集客方法を含んでいる
今となってはコンテンツマーケティングはSEO対策に近しい意味合いとなり、Webサイト制作会社やWebマーケティングの会社だけでなく、一般に浸透したキーワードといえるのではないでしょうか。
コンテンツマーケティングって、要するにSEOの評価基準が「コンテンツの内容(質)」を重要視するということになるんですが、イマイチわかりづらいですよね。
結局トライ&エラーを繰り返す他ないかと思いますが、「高品質なコンテンツって何?」に関してはまた別の機会に書いてみようと思います。
WebサービスとしてはSEO対策をしていた会社がコンテンツマーケティングを意識した記事作成代行やコンテンツマーケティング専門のコンサルティングサービスなどを始めたイメージです。
■ウエアラブルデバイスの登場
「うぇあらぶるでばいす」とか書いてしまうとわかりづらいんですが、要するにアップルウォッチやグーグルグラスみたいな身体に装着するデバイス(端末)です。
イマイチ盛り上がりに欠けますけど。。
スマホやタブレットが普及したことによって世代によってはパソコンの普及率が微量ながら減少傾向にあったりします。
これは数年前では考えられなかった現象だと思うのですが、「仕事では使うけどプライベートではいらない」といった「使い分け」が浸透してきているようです。
パソコンの魅力はやっぱりタイピングスピードとモニタの大きさなのかな?と個人的には思うのですが、SiriやOK googleといった音声認識が浸透するとタイピングの問題は解消され、モニタがスクリーンで映し出される技術が一般普及したら・・・とか考えると今後は無視できない市場ですね。
■SEOの変化
SEO=Googleの動きなんですが、2016年に大きく影響してきそうなGoogleの2つの大きな動きを紹介します。
●AMP
2015年10月にモバイルWebサイトの高速化を目指したAMPを立ち上げました。
とにかく高速化したいGoogleが新しい仕様を公開しています。
ニュースサイトは今年実装していくサイトが増えると思います。
●httpsの標準化
httpsって何?から説明が必要かと思いますが、SSLといわれるインターネット上で通信を暗号化する技術です。
暗号化したら何がいいのか?というと個人情報などのデリケートな情報が安全にやり取りされるということになります。
クレジットカードを利用するようなネットショップでは必須の機能ですが、
セキュリティ強化を謳うGoogleはこのセキュリティに考慮したhttpsを優先的にインデックスすると発表しています。
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2015/12/indexing-https-pages-by-default.html
もちろんセキュリティが強固なサイトのほうがユーザーにとっては安心なので、当然といえば当然の流れだといえるのではないでしょうか。
■まとめ
2015年も相変わらず忙しなく変化するWeb業界でした。
振り返ってみると結構「え?あれって去年の話?」と思うほど、流れが早い。
きっと2016年も今の常識が常識でなくなる年になるかと思います。