ブランドとは、商品や企業の良いイメージのことを指します。そしてブランドを構築する活動のことをブランディングと言います。
つまりWebブランディングとは、Webを使って商品や企業の良いイメージを獲得する活動と考えれば分かりやすくなります。
この記事ではWebブランディングの具体的な手法のメリットや特徴、また方法をご紹介します。
この記事の目次
Webサイトをブランディングに活用することのメリットと特徴
ブランディングコストを抑えることができる
ブランディングはWebに限ったものではなく、広告活動の様々な分野で行われます。
例えばテレビCM・映画のスポンサー・オリンピックなどの大規模なイベントの協賛などがあります。これらは大企業が莫大な広告費を投入して行うところに特徴があり、残念ながら中小企業ではそこまでの資金投入は現実的ではありません。
しかしWebを使ったブランディングでは、コストを抑えた上でブランド構築戦略を実施することが可能です。
Webブランディングはネットメディアを複合的に組み合わせることができる
例えばテレビCMのブランディングですと、キャンペーンやイベント告知などを別とすればCM自体で完結しているのが特徴です。
ところがインターネットの場合には主力のWebサイトと連動する形で、ツイッターやインスタグラムなどのソーシャルネットワークサービスと組み合わせることで、コストを抑えつつ効果の高いブランディングを行うことができます。
例えば、ホームページにおいては企業理念の紹介や、従業員が生き生きと働いている様子、商品の魅力的な詳細説明やサービスの使い方、お客様の生の喜びの声などを掲載することでイメージアップを図ることができます。
また、ホームページの最新情報を、ツイッターで告知したり、場合によってはユーザーからの質問に答えたりすることができます。ホームページ単体よりもよりきめ細かな顧客との接点が構築しやすく、丁寧に顧客と接してくれる企業というプラスのイメージを獲得できます。
それだけでなく、ホームページでは限界のある大量集客についても、クチコミなどの拡散によって広く浸透させることが可能です。
またインスタグラムのインフルエンサーに協力してもらい、自社の商品イメージを広く拡散してもらうことも効果的です。
その他、Facebook、LINE、YouTubeなどを組み合わせて自社に最もあったブランディング戦略を柔軟に組み立てることができます。
つまり、ブランディングの基本であるイメージの向上と認知度の獲得を、複数メディアを組み合わせることでコストを抑えた上でのブランディングが可能となります。
Webブランディングの具体的方法
ホームページのリニューアルと更新
Webブランディングで最も大切なことは、公開したホームページをそのままにしておかないということです。
常に自社のホームページの課題点をアクセス解析などで検討し、改善の具体的施策を打っていくことが大切です。小さな改善は車で言えばマイナーチェンジのようなものですが、数年に一度は大規模な見直しをしてホームページを時代に即してフルモデルチェンジしたほうが良いということが多くなってきました。
また、ホームページのデザインや構成をいじらなくても、文字ベースの情報、つまりコンテンツを更新していくことも大切です。自社の新しい商品やサービス情報だけでなく、イベントの告知や読んでためになる記事などを積極的に公開していくことで、サイトへのリピーターを増やしていきます。
新着情報が数年前・数ヶ月の日付のまま放置されていると、新鮮な企業活動は伝わらず、イメージ向上には結びつきません。
コンテンツマーケティング
読んでためになる記事を配信していく「コンテンツマーケティング」とは、直接的に商品やサービスの説明をしなくてもその分野に関連する情報を無料で提供していく活動のことを指します。
例えばコーヒーを販売しているサイトで、自社のコーヒー豆の宣伝を刷るだけでなく、コーヒーのおいしい淹れ方、コーヒー豆の産地情報、コーヒーに合うおすすめお菓子などの情報を、まるで雑誌のページを捲るような気軽さで楽しめる記事を公開していくものです。
これによって、直接コーヒー豆をインターネット通販で買いに来たお客だけでなく、広くコーヒーに興味のある潜在顧客を獲得することができます。
潜在顧客を実際の顧客に育て、やがてはその商品のファンにしていく、これは商品のイメージを高め、認知度をアップさせていくWebブランディングそのものです。
コストを抑えた非常に効果の高い方法なので、Webを使ったブランディングには欠かせなくなっています。
さいごに
以上ホームページを使ったブランディングの具体的な手法、メリットや特徴、そして具体的方法を検討してきました。
ホームページは公開しただけでは意味がありません。ホームページが効果を発揮するためにはブランディングが欠かせません。この記事を熟読して、自社のホームページを効果的に活用していってください。
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