SEO対策というとページのコードを最適化することと思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか?
確かにコードの最適化も重要です。しかし、実は実際にページを閲覧するユーザーの満足度もSEOに大きく影響するのです。直接、検索エンジンが満足度を割り出すシステムがあるわけではありませんが、ユーザーが快適に利用でき満足度の高いサイトは、結果的に検索エンジンの評価も高まり、上位に表示されやすくなります。
本記事では、その理由を詳しく解説し、制作会社の視点で改善ポイントもご紹介します。
この記事の目次
なぜ“間接的”にSEO評価が高まるのか
そもそもSEOがある理由とは、キーワードで検索したユーザーに必要な情報が手に入れることができるように関連性の高いページを上位に表示させるためにあります。
そのためGoogleをはじめとした検索エンジンは「ユーザーに役立つ情報を届けること」を最優先にしています。なので必要な情報が載っている満足度が高いサイト=価値のあるサイト」と見なされやすいのです。
ただし検索エンジンが「満足度」という曖昧な指標を割り出しているわけではありません。
満足度の結果として現れるユーザー行動や自然な評価が間接的にSEO評価を高めます。
サイト満足度が影響する3つのポイント
1. ユーザーの行動
満足度の高いサイトを閲覧していると自然に以下のようになると思います。
- 滞在時間が長くなる
- 直帰率が下がる
- ページの回遊が増える
これらの行動が「ユーザーが有益だと感じた」証拠となるのです。
2. シェアの増加
今やSNSはサイトの拡散になくてはならないものです。検索エンジンだけでなく、SNSでシェアされることで流入経路が増えます。これにより閲覧数が増えることで評価も上がりやすくなります
3. 質の高い情報(E-E-A-T)
E-E-A-Tとは以下の略です
専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)、経験(Experience)
おおまかに言うと、正確で信頼できる質の高い情報を載せることが大切です。ユーザーから見ると当たり前のことですが、意外とないがしろにされる部分でもあります。
CUBEが考える満足度とSEOの橋渡し
満足度を上げるデザイン
ユーザー満足度を上げるにはデザインも不可欠です。しかし、美しいだけのデザインが良いわけではありません。読みやすさや操作性を高めるユーザーに必要なデザイン(UI・UX)は直帰率低下や滞在時間増加に直結します。
また美しいだけのデザインは良くないと言いましたが、居心地の良い部屋には長居したくなるように、サイトの雰囲気を良くしたり遊び心を入れることでユーザーが長く滞在してくれるようになるでしょう。
実際の改善事例
お客様からサイトが検索上位に上がらないという相談を受けることが多くあります。その際、弊社では解析をしたのち以下のような改善をすることがあります。
- 検索キーワードの内容をページの分かりやすい位置に移動する。
- ナビゲーションを整理する
- 文章を分かりやすく書き換える
これらは一例ですが、一見何でもないようなシンプルな変更です。しかしこれによって数か月後には検索順位にも変化が見られ、アクセス数増加に繋がることが多いです。ユーザー目線に立ってサイトを見ることが満足度の向上になるのです。
こまめなサイトの解析
最初から完璧なWebサイトを作ることはできません。継続的なWebサイトの更新・管理が必要になります。
- Googleアナリティクスで数値を分析(滞在時間・離脱率など)
- ヒートマップやユーザーアンケートで「実際の使いにくさ」を把握
これらの解析を行い、更に満足度の高いサイトにしていく修正が一番大切だと考えています。
具体的に満足度を高めるためにはどうするか
満足度を高めるにはユーザーが「ん?」と感じる点を一つずつ潰していくことが大切です。
- 中々サイトが表示されなくてストレス→サイト表示速度を改善する
- 目当てのページにたどり着かない→シンプルで迷わないナビゲーション
- 信頼に足る情報か怪しい→信頼性を高める要素(プロフィール、実績紹介、FAQ、問い合わせ導線)
- 文章が読みづらくて途中でやめた→読みやすい文章構造(適切な見出し、余白、改行の工夫)
まとめ – 満足度を上げることがSEO改善の近道
SEO評価にはこうするだけでぐんぐん上がるような裏技はありません。あったとしても今後通用しなくなる可能性が高いです。
本質は「ユーザーにとって価値のある体験を提供しているか」にあります。
つまり、SEOは“結果”に過ぎず、ユーザー満足度を改善することが必要なのです。
ユーザーの目線に立って必要な情報が分かりやすく手に入る居心地の良い空間を作ることが真のSEO対策だといえます。
SEOに関する疑問・質問がありましたら、一度お問い合わせください。