みなさん国勢調査ってもう済みましたか?
横スクロールで見せる楽しいサイトがあったので紹介しておきます。
なんとなく難しくて、面倒な印象を解消しているよい例だと思います。
http://promotion.yahoo.co.jp/event/kokusei2015/
話は変わって…
デザイナーのみなさんはモニターの色はどう対処していますか。
私がグラフィックからweb業界に入って、初めに感じた大きなギャップが色でした。フォトショップで色をいじろうとしても狙った色がなかなか作れない、255段階が理屈でわかっていても、頭の中でCMYKのパーセンテージが邪魔をする(笑)。そもそも、グラフィックでは数値を上げたら濃く、暗くなる概念がRGBでは全く逆なのに戸惑いました。
RGBとCMYについて
色の話で必ず出てくるRGBとCMYについて簡単に解説します。
web制作の方なら周知のとおり、RGBはディスプレイなどで表現できる色の三原色です。R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3色で、表現できる色数はディスプレイの性能に依存します。デジタル画像全盛期の今は、ビット数の高い性能のよいディスプレイが必要不可欠です。
CMYは主に印刷物の色を表現するのに使用される三原色です。C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の3色とK(黒、ブラック)の計4色で、これはわかりやすくいうとインクの色を指します。この4色を混ぜ合わせて色んな色を表現します。ただ、表現できない色もたくさんあって、例えば、蛍光色やシルバー、ゴールド、パールなどの表現はできません。代わりに、前述の4色とは全く別のインク(特色)を使います。CMYKのインクは透明ですが、特色は不透明で、混ぜ合わせてズバリの色を出すにはカンと知識が必要です。(印刷屋さん談)
見え方の違いは避けられない
web制作やっていて、いつもモヤモヤすることがあります。
ディスプレイごとの色や明るさの違いです。印刷物だと、色校正をして全部が同じ色になるように出力段階で調整します。当然ですが目にする人には同じ見え方になります。
それが、ディスプレイになると、見え方のバラツキが大きい印象です。基準となるカラーコードもありますが、ユーザーの見るディスプレが必ず基準に沿っているわけではないので、ある程度のバラツキを想定して、色を決める必要があると実感しました。思ってた以上にバラツキがおおきく、ペールトーンは場合によってはホワイトにしか見えません。思い切ってホワイトにするのか、濃度を上げるのか迷います。おそらく「そこは割り切って!」の部分なんだと思うようにしました。以前パンフレットをやらせていただいた、アウトドア用品メーカーの方に「商品をネット販売すると、現物と色が違うという内容のクレームがすごく多い。なんとかしてくれ!」といわれ、対処に四苦八苦した経験があります。
色のキレイなサイト
とはいえ、色の悩みはありますが、色使いのキレイなサイトには感心しきりです。
参考までに私の独断で選んだサイトをピックアップしました。
テイストのちがう写真とイラスト見ている側をひきつけます。
見せたいところに色を使って誘導されていく仕組みが秀逸です。
独特の世界観ですごくエネルギーを感じる色使いです。
個人的にはこんなサイトつくるの楽しそう!と思いました。
このADの代名詞でもある原色を使って個性を出しつつ、
何か面白いことやってくれそうと思わせる動きで
しばらく見つめてしまいます(笑)
まとめとして、
webデザインの色の悩みは尽きませんが、特有の配色もできる奥の深い仕事です。
これからも探求・研究し、一目で効果を生むサイト作りに邁進したいと思います。