ホームページを作ったあと、期待に反してアクセスがまったくないということに驚いた経験がある人も多いはずです。ホームページを初めて作る人は、ホームページさえ作れば世界中からアクセスがやってくるとどこかで思い込んでしまっています。しかしそれは完全に幻想で、作ったあとに適切な集客施策を取らない場合には存在自体が知られていませんので必然的にアクセス数はゼロになります。
この記事では、ホームページをリニューアルした後に無料で行える代表的な集客施策について解説します。
無料で取り組める集客手法
SEO対策
SEOとはSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)を指します。簡単に言えばGoogleから見つけてもらい検索エンジンに表示されるように、コンテンツを工夫することだと言えます。
更に、Googleではコンテンツの優劣を決めるためになんと200以上もの指標を持っています。これらはAIで瞬時に自動的に判断され、ユーザーの検索リクエストに沿って最適なページが上位表示されていきます。
SEO対策で最初に必ず押さえないといけないのがキーワード対策です。これはユーザー側の視点になってみれば明らかなのですが、ユーザーが「ドリル」と検索した場合には、「ドリル」という単語を含んだタイトルを持つページがヒットします。適切なキーワードを選ぶ時は、競合の多い「ビッグワード」、中小規模のホームページでも狙いやすい「ミドルワード」、検索はされにくいが上位表示が高確率で狙える「スモールワールド」に注意しましょう。
コンテンツの中身によって、これらを使い分ける必要があります。
SNSと連携させる
検索エンジンはホームページの流入経路としては代替トップのシェアを占めます。しかし最近ではインスタグラムなどのSNSからの流入も無視できません。またSNSからの流入の場合検索エンジンに比べて、購買意欲の高いコアなユーザーが多いという特徴があります。
これは、検索エンジンの場合には全く知らないページが上位に表示され、その上位表示の結果を元にアクセスするユーザーが多いのに対し、SNSの場合には普段から交流を深めている場合が多いからです。
初めて店舗を訪れたお客さんよりも、何度も足を運んでくれて顔なじみになっているお客さんのほうが購入率が高い、ということと同じ理屈になります。
代表的なSNSとしてはFacebook、Twitter、Instagram、LINE、TikTokなどがあります。それぞれ若い女性が多い、ビジネスマンで30歳以上が多い、若年層に人気があるなどの違いがあります。自分のホームページにあったSNSに絞って集客施策を始めることが大切になります。
入力フォーム(エントリーフォーム)最適化
EFOとは、入力フォーム(エントリーフォーム)最適化(Entry Form Optimization )を指します。入力フォームの使い勝手を良くして、ユーザーが最後の「申し込み」ボタンを押しやすくする仕掛けです。
これはサイト制作の部分と密接に関わってきますので、「集客」としてだけ切り離せないジャンルですが、大規模なデザインリニューアルなどは必要ありませんので、気がついた時に手直しをする(最適化する)癖をつけることが重要です。
既存のページを一つ一つ直していくことは面倒だし、ノウハウを身に着けている時間もない。このような方には、エントリーフォーム最適化ツールがおすすめです。
日本語で無料で使えるものが沢山ありますので、ぜひチェックしてみましょう。
さいごに
以上、SEO、SNS、EFOについて解説しました。これらは、ホームページリニューアルを成功させるためには必須になると言っても良いものです。リニューアルした後も、ユーザーに見つけてもらい見てもらえるホームページにしていきましょう。