シリーズでお伝えしている「Googleアナリティクスの活用例」
このシリーズでは、「Googleアナリティクスを見てはいるが、どこをどう見たらいいかわからない」といった方向けに、私がおすすめする機能をご紹介していきます。
シリーズ4:不必要なIPアドレスや外部サイトを除外して、正確なデータを取ろう
■不必要なIPアドレスとは??
一番多いのが 社内のアクセスを拾っている というケースです。
以前にWebサイトのリニューアルを承った某サイトで
リニューアル前とリニューアル後ではアクセス数が大きく下がった( ゚Д゚)
という事態が起きました。
まさかの事態に慌て原因を追究すると・・
原因はまさに 社内でのアクセス でした。
特にその会社さんは社員さんのほとんどが、ブラウザを立ち上げた際に開くサイトを自社サイトにしていたため、リニューアル後にIPアドレスを除外したことで、アクセスが大きく下がるという結果が起きてしまいました・・。
( はやい段階で気付いてよかったです・・ )
自社サイト、皆さんよく見ますよね・・?
自社のIPアドレスは除外されていますか??
正確な数値を出すためにも、不要なIPアドレスは除外していきましょう。
■不必要な外部サイトとは??
アナリティクスをチェックしている方なら一度は 参照元(トラフィック)データ を見たことがあるのではないでしょうか。自社のサイトがどこから流入しているかが確認できるデータで、私もよくチェックします。
参照元(トラフィック)データを確認していると、
「あれ?このURLなに? 見知らぬURLが表示されている!(?_?)」
という経験はありませんでしょうか?
特にそのサイトが直帰率100%なら要注意!
それは主に リファラースパム と言われているサイトです。
・リファラースパムとは??
リファラースパムの目的は、気になってURLを入力し調べようと思った人を引っ掛けるためにサイトにログを残すスパムだと推測されています。
100dollars-seo.com
buttons-for-your-website.com
best-seo-offer.com
などなど、リファラースパム はまだまだたくさんあります。
厄介ですよね・・。
まずは見知らぬURLを発見しても、不用意にアクセスしないことをおすすめします。
でも一番厄介なのは、このリファラースパムが原因で、サイトの数値が正確に取れないことです!直帰率はもちろんのこと、平均滞在時間・アクセス数にも影響してしまいます。
このようなリファラースパムを見つけたら、できるだけ計測しないようにURLを除外していきましょう。
では、実際に除外してみます。
やり方は簡単です。
アナリティクスのタブから「アナリティクス設定」に移動します。
フィルタ名 → 分かりやすい名前をご自由に
フィルタの種類 → カスタムに
フィールドを選択し、除外したいIPアドレスやURLを入力
入力が完了したら「保存」を押して、これで除外完了です。
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正確なアクセス解析を行うためにも、出来るだけフィルタは掛けておきましょう。