ネットショッピングや資料請求の時に、インターフェースが悪くて「面倒だな…もうやめてしまおう」と考えるユーザーは意外と多くいます。
せっかくサーチエンジンにとって読みやすいようにSEOを行い上位検索を狙っても、訪れたユーザーが途中離脱してしまっては意味がありません。SEOと同様ユーザーにとってエントリーフォームを使いやすいように最適化させる必要があります。
これをEFOと呼びます。
御社Webサイトのフォームは使いやすい?
Google Analyticsなどで確認してみましょう。
カートに品物を入れたにもかかわらず、最終的に申し込みや購入に至っていないユーザーがいるでしょうか。
あるいは、ご自身が買う立場に立った時の体験などを思い出してみると、よくわかるかもしれません。
例えばフォームに入力をしている時に、
「何で家族構成や世帯年収まで聞かればきゃいけないの」
「エラー警告の内容がよく分からない」
「半角じゃないとエラーになるなど面倒くさい」
などなど、不満を抱えているユーザーは運営サイドが思っているよりも多いかもしれません。
EFOの改善のコツは、ユーザー目線に立ってこうした使いづらい点を無くしていくことが大切です。
それでは、以下フォームごとにポイントを押さえていきます。
各フォーム改善点のポイント
◇ECサイトでの商品購入フォームのEFO
・半角全角をフォームにカーソルを当てた瞬間にJavaScriptで自動切り替えにする
ユーザーが全角半角を意識する必要がなくなります。
・必須項目を*以外で表現する
フォームにカーソルを当てた瞬間に背景色を変える、必須項目は淡いピンク色の背景色で「必須項目です」等の透過文字を入れておくと、分かりやすくなります。
・住所の自動入力
今の技術では、郵便番号から番地の直前までを割り出すことは簡単に可能です。ユーザーとしては必須の郵便番号を入れるだけで、自動的に住所が9割以上入力されますので、入力ストレスが軽減されます。
・後どれくらいで入力作業が終わるのか、流れをチャート等で表示する
「いつまで入力やらせる気だ」というユーザーのイライラに対して「あと2ステップで完了です」などのアナウンスを表示させます。全体像が分かれば、イライラも軽減されます。
・「戻る」ボタンで入力データをキャッシュしておく
前のページに戻ってもう一度商品の詳細を確認したいというユーザーは多いです。しかし、商品の不明点を確認して入力画面に戻ったら全部真っ白になっていて、がっくりきた――このような方は多いではずです。これでは入力する気も失せてしまうので、データをキャッシュする仕組みを入れておけばこうしたことは起きません。
◇資料請求フォームのEFO
・資料の請求、パンフレットの請求が待てない人のために電話番号を併記しておく
今すぐアクションを起こしたい、起こしてほしいという場合は、エントリーフォームにこだわることはありません。ユーザーからの疑問にすぐに対応できる体制を整えておくことも有効です。
・半角全角の指定を自動にする 郵便番号から住所を自動入力できるようにする
上の例でも述べましたが、この仕組みを導入しているところは多くなってきています。ライバルに出遅れないために、すぐにでも対処をすべきです。
・どの資料が欲しいのか、内容詳細についてツールチップなどを活用する
専門的な資料の場合、どれが最適なのかとっさに判断が付きません。ツールチップを活用すれば前のページの商品詳細情報に戻る必要がなく、入力画面を見ながら詳細情報が確認できます。
* ツールチップ(英: tooltip)とは、マウスオーバーした際に表示される吹き出しのようなものです。ここに内容詳細を書いておくと利便性が向上します。
◇お問い合わせフォームのEFO
・どんなことについて知りたいのかついて、ツールチップなどを活用する
専門的な資料の場合、どれが最適なのかとっさに判断が付きません。ツールチップを活用すれば前のページの商品詳細情報に戻る必要がなく、入力画面を見ながら詳細情報が確認できます。
※資料請求と仕組みは同じです。しかし中身のテキストについて工夫することが必要です。
チェックボックスに「パンフレットを送ってほしい」「営業マンと話をしたい」その他が並んでいるとします。「パンフレットを送ってほしい」にマウスを近づけると、吹き出しで「お客様がこの製品を初めて購入検討されていらっしゃいますか?
営業マンと話をしたいにも、是非チェックを入れて下さい!」などのメッセージを入れることも効果的です。
・チャットコーナーを設けておく
まだ欲しいものが曖昧で、どんなことを問い合わせたら良いのかもまとまっていないユーザーも多くいます。そんな時に、チャット機能でオペレーターとすぐに話せるコーナーがあれば、より親切で丁寧な対応となります。
・半角全角の指定を自動にする 郵便番号から住所を自動入力できるようにする
上の例でも述べましたが、この仕組みを導入しているところは多くなってきています。もし御社がやっていなければ、ライバルに出遅れないために、すぐにでも対処をするべき作業です。
さいごに
EFOは、いわば営業活動のクロージングであり、その使いやすさとは、いわば対面活動をしている時に失礼がないように気持ちよく接することと同じ。
快適で、まるで対話をしているような、親しみやすさを出していくことがポイントとなります。
GoogleAnaryticsなどアクセス解析データなどを見て、入力フォームで離脱が多いという問題や、使いにくいかもしれない?と感じる点がある場合、是非ご相談ください。
改善ポイントをご提案させていただきます。