2019.10.08
マーケティング
アクセス解析ツール「Google Analytics」の指標には様々なものがあります。
「あれもこれも分析できて使いこなすのがむずかしい……。」「指標を見ても、どうやってサイト改善に役立てたらいいのかがわからない」というWeb担当者の方もいるでしょう。
この記事では、単に指標を説明するだけ、ということはしません。
こうすればこのようにサイトを改善することができる、という視点で4つの事例を上げさせていただきます。
リピーターは「ユーザー ⇒ サマリー」から確認できますが、業種業態に寄るので一概には言えませんが、凡その目安としては50%はリピーターがほしいという定説があります。
【対策】
提供されているコンテンツが貧弱なために、すぐにサイト回遊が終わってしまうということです。新鮮味のあるコンテンツ記事を定期的にアップしていきます。
【対策】
情報量だけ多くても、ユーザーの問題解決に役立たないページが多いと「もういいや、あのサイトは」となってしまします。ユーザーが本当に知りたいことに目を向けた、質の高い記事を目指すことが大事です。
直帰率は「行動 ⇒ サイトコンテンツ ⇒ すべてのページ」で確認できますが、一般的にはこの指標はポリシーが必要とされています。
注意したいのは、直帰率が高くても、そのまま悪いサイトというわけではないということです。
Google Analyticsでは、あるページからあるページに遷移した瞬間に直帰ではないとみなされます。つまりいきなり申し込みページに飛んだ場合、直帰率は高くても売上はきちんと上げられているのです。
ただし、最近はコンテンツマーケティングのように”見込み客”を育てていくタイプのサイト作りが主流です。
ブログや読み物をSNSでシェアした場合など、直帰率が高くなるのは仕方がありません。
しかし少しでもその流入を次のページに繋げる工夫を考えていきましょう。
【対策】
端的に、コンテンツがつまらないということです。他のページをクリックしようという気になれません。
【対策】
検索エンジンやリスティング広告、外部のランディングページなどの過剰な釣りや煽りを控えましょう。課題に対する答えが発見できるようなバランスの取れたコンテンツを用意しておけば、間違いありません。
キーワードはAnalyticsでは解明できない状態となっています(Google Analyticsの”個人情報は取らない”というポリシーのためと言われています)。
このため、キーワードごとの直帰率を観たい場合には、グーグルサーチコンソールを連動させる必要があります。設定方法やグーグルサーチコンソールそのものの使い方の解説も別に必要となってきますので、ここでは、そのようなこともできるのだということだけ押さえておくことが大切です。
【対策】
数ページにまたがるページネーションのある記事などで、長すぎたり、全体構成が掴みにくい場合に生じます。シンプルな記事に再構成するのがベストです。
【対策】
関連記事やメルマガ申し込みなど、アクションを促すページへのリンクを用意します。
【小見出し】(事例4)リファラー(外部リンクからの流入)が多い場合の原因と対策
リファラーの割合は「集客 ⇒ チャネル」で確認できますが、最近ではフェイスブック、ツイッター、インスタグラム、PinterestなどからのSNSからの流入も多いことに注意しましょう。これらの媒体からの流入は集客の新しい柱となっていますが、Google AnalyticsではSNSについては正確に情報を取れていない事態も生じます。
【対策】
SEO対策はマーケティング的にも重要度が高いものです。自然検索からの流入割合も改善することを忘れてはなりません。
Google Analyticsの指標は、このように視点を変えて分析すると、非常に役立つものだということがわかります。
この記事で上げた例を参考にしながら、漫然と数字だけを追いかけるのではなく、どうやってサイト改善につなげていくかを意識して指標を使いこなしていけば、サイトの価値は目に見えて向上してくるはずです。
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