2019.10.30
Webサイト制作
LPOとはLanding Page Optimizationの略で、ユーザーが最初に訪れた(着陸した=Landing)ページ(Page)を見やすく有益だなと感じてもらうこと――つまり「最適化」(Optimization)することを示した言葉です。
もしもユーザーがランディングページを見て、内容を期待外れだと思うと、そのまま離脱してしまうことになります。離脱させることなくそこからユーザーを資料請求ページや問合せページに誘導するには、どうしたらいいのかが重要です。
この記事の目次
これまでのSEOは、とにかく流入をたくさん増やすことである、と考えられてきました。大量の1枚ページだけの中身の薄いペラサイトや、不正あるいは価値の低い外部リンクを大量に用意したものなど、とにかくなんでもいいからユーザーを引っ張ってくればよいのだ、という発想が蔓延した時期もありました。
しかし、こうした類の劣悪なサイトはGoogleのメジャーアップデートの1つである「パンダアップデート」によって駆逐され、外部リンク問題は「ペンギンアップデート」でかなり下火になりました。このことをご存知の方もいることでしょう。
ここで、ランディングページの目的を再認識することが欠かせません。
ランディングページの目的は「サイトに流入した見込み客を次のページに誘導し、最終的にコンバージョンさせること」です。
リスティング広告やオーガニック検索の順位向上の目的が、単にユーザーを流入させるところまでであることとは違います。
従ってランディングページの最適化とは、ユーザーがアクセスした後の離脱率(そのままブラウザを閉じるとか、他のサイトに行ってしまうことの割合)を如何に下げるか、ということを意味します。
例えば工具のドリルを探しているユーザーがいたとします。そして検索エンジンからホームセンターサイトに辿り着きました。
「自分のあけたい穴を開けるドリルはあるかな」と、期待してアクセスしているのに……ホームセンターで取り扱う各種商品が所狭しと並んだカタログページにランディングし、ドリルと言う商品が全く見当たらないページだったら、どんな気持ちになるか想像がつくでしょう。
サイトリンクをたどってドリルのページを見つけ出してくれたらよいですが、多くのユーザーはそのまま離脱してしまいます。
こんなことにならないために、ユーザーが最初に訪れることとなるランディングページには、見込み客を逃さないための仕掛けが必要です。
英語教材を例にします。
「この教材を使えば単語力がすごく付きますよ!」
――これでは、良いランディングページとはとても言えません。
「この商品を買ったら便利だ」ということを提示するのみで終わってはいけないのです。もう一歩、そこからユーザーの求めるものを掘り下げてます。
「あなたの悩みは、この商品があればこんな風に変わりますよ」
とユーザーに訴えかけるような仕掛けの有無が、最終的にコンバージョンページまで誘導する鍵となります。
この仕掛けを作ることがLPOです。
改めて要素ごとに箇条書きで示しますので、ぜひ自社の製品に当てはめたストーリーを当てはめましょう。
(最初のキャッチコピーとインパクトある画像で全体のイメージを提示)
(今の貴方に足りないもの、不安に思ってるのはこういうことですねを確認)
(この商品を購入して問題解決をした購入者の声を乗せる)
(この理由で問題が生じているのですよ、こうすればいいですと語りかける)
(今なら間に合う! というような部分を刺激する)
ランディングページの役割は、サイトに来てくれた潜在客を離脱させず、顕在客に変えることです。
サイトに誘導するまでがSEOではありません。サイトに来てもらってからが、本当のSEOの勝負だといえるでしょう。
ぜひLPOをマスターすれば、成約率の高いサイトを構築可能となります。
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