最近「ホームページ作成 自分で」という検索キーワードでの流入が増えまして、自分で作成したいと考えている方の多さを実感しています。
そこで、ホームページを自分でつくることのメリット・デメリットを考えてみました。
参考にしていただければ幸いです。
この記事の目次
ホームページを自分でつくるメリット
制作コスト削減
まず最初に挙げられるメリットは、制作コストがかからないという点です。
私たちのようなプロの制作会社に発注すると、ディレクターが企画する費用・デザイナーがデザインする費用・コーダーがコーディングする費用等掛かってきます。
情報量・デザイン・機能面などで制作費用が変わってきます。
スピーディな更新・変更が可能
自分で作成したホームページへの更新作業や変更作業は、どこに何のソースがどのように書かれているか熟知しているため、誰よりも自分が早くできるかもしれません。
制作会社に依頼すると、定期的な契約を結んでいる場合を除き、更新内容を伝達→見積確認→発注→作業内容確認→公開OKの連絡というステップを踏むため、数日かかることがほとんどです。
ただこの頃はWordPressを導入して構築することが多いため、その場合、お客様で即座に更新を反映することは可能になっています。
ホームページ制作スキルの向上
ホームページを作る過程は、コンテンツの検討・ライティング→写真や動画など素材集め→ドメイン・サーバーの準備→WEBデザイン→コーディングという流れになります。
コンテンツを検討しライティングするには、SEOの知識があった方が良いかもしれません。
写真や動画を集めたり撮影したりするには、自社のイメージをどう作るか、ブランディング目線の観点も必要になります。
ドメイン・サーバーの準備については、少し専門的な内容も含んできます。サーバーにはデータベースを用意したりWordPressを設定したりということも必要です。
デザインの作成は、デザイン作成ツールの操作方法・表現方法を習得しなくてはいけませんし、コーディングは、HTML・CSS・JavaScript・PHPの知識が必要となります。
自分でつくるとなるときっと色んなことを調べながら、トライ&エラーで進めていくことになります。
自分でゼロから仕上げることができたら、スキルアップしていることは間違いありません。
ホームページを自分でつくるデメリット
時間と労力がかかる
ホームページを作るには、かなりの時間を要します。専業でやっていない限り、仕事をしながら空いた時間でホームページ作成に取り組むことになりますが、ホームページを作成する各工程で試行錯誤し、何か月・何年とかかってしまうこともあります。
そうなるとその間にビジネスチャンスを失ってしまうこともあるかもしれません。
完成した頃にはちょっと時代遅れなデザインになっているかもしれません。
技術的な知識に欠けて自己満足なものになる
ホームページは誰が見るのか?誰がどのような目的で使うのか?
事業をされているならきっとターゲットは「見込み顧客」という場合が圧倒的だと思います。
見込み顧客にとって、そのホームページは魅力的なものになっているのでしょうか。
自分の強み・特徴がしっかり出て、競合に勝てるものになっているでしょうか。
自分で作ったホームページは、かなり手間暇をかけて作成するため、自分自身ではかなりの愛着を持ってしまい客観視を失ってしまいます。
そうなると、他者から見ると魅力が出ていない部分も、自分にとっては作成ストーリーが詰まっているため、独りよがりなものになってしまっていることもあります。
セキュリティリスク・保守作業の不足
ホームページは公開してからも適切なセキュリティ対策や保守管理をし続けて行かなくてはいけません。
知識が不足しながら、片手間での作成や保守管理となると、知らない間に攻撃に合っていたということもあります。
また、パスワードを失ってしまった、ログインできなくなったという対策にも、自分だけが管理者だと自分自身で解決策を見つけなくてはいけないため、結局更新や保守ができずに困るというケースもあります。
まとめ
ホームページは自分で作ることができるものですが、自分で作るかどうかを決める際には、自分自身のスキル・知識・時間などしっかり考慮して決めることが必要です。
時間をかけたなら、きちんと利用できる良いホームページとして、事業に生かしていきたいものです。
私自身も個人的にWEB制作が好きで没頭し仕事にしたタイプですので、自分で作りたいと思う気持ちはとても良く理解できていますが、実際に仕事としてホームページ制作をしていると、やっぱりプロが作るホームページは企画段階から違ってきます。
ホームページは事業イメージ作りにもつながる、会社の「顔」となるものなので、制作コストを掛けつつもスピーディにプロに依頼することもおすすめです。
おまけ
それでも自分で作りたい!と思う方へ、この本がおすすめです。