Googleは2015年2月26日、スマートフォンに最適化されたサイトが「モバイルでの」検索結果で優遇されやすくなるように変更すると発表しました。
この追加要素は2015年4月21日に実装されます。
「検索結果をもっとモバイル フレンドリーに」
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2015/02/finding-more-mobile-friendly-search.html
要するに
「検索エンジン検索結果で
スマートフォンに最適化されたサイトでは優遇する = 最適化されていないサイトは上位表示されにくくなる」
ということです。
この発表でスマートフォンへの対応を検討されている方も多いのではないでしょうか。
今回はモバイルフレンドリーとスマートフォンサイトに踏み切る基準をお話します。
◆「モバイルフレンドリー」って?
スマートフォンで閲覧した際に、問題なく利用することができ、読みやすい・・・
要するにモバイルでの利用を想定されているかどうかが判断基準となります。
まず自社サイトに問題があるかないかを知りたい方は以下URLでテストしてみてはいかがでしょうか。
「モバイルフレンドリーテスト」
https://www.google.com/webmasters/tools/mobile-friendly/?hl=ja
識者による議論はなされていますが、レスポンシブ対応やスマートフォン用サイトをお持ちでない場合は、ほとんど低評価を受けているようです。
◆Googleが「モバイルフレンドリー」という基準を導入した理由
ここからは筆者の推測も混じりますが、Googleはこの基準を導入し、ホームページのスマートフォン対応化を推進しようとしていると考えられます。
Googleの「ユーザーにとって使いやすい検索エンジン」という基準からするとモバイルユーザーが増えた今、スマートフォンで検索した際にスマートフォンに対応しているサイトを優遇することは当然の流れだとも言えます。
◆スマートフォンサイトの必要性
前提としてスマートフォン対応をするべきか否かと問われれば、「するべき」と筆者は答えます。
ただ、これだけスマートフォンユーザーが多くなっている現時点でスマートフォンに最適化していないということは、予算が十分でないケースも多いのではないでしょうか。
まだ導入されていない基準なので、PCサイトに本当に影響がないのかどうかは断定はできませんが、今回のGoogleからのアナウンスの肝は【「モバイルでの」検索結果】と限定していることです。
モバイルユーザーのアクセスがそもそも少ないホームページには現時点では大きな影響はないので、無理に急いで対応する必要はないと思います。
現時点でモバイルユーザーが多いホームページにはある程度影響はでると思います。
予算に問題がないようであれば、対応するのが無難でしょう。
◆スマートフォンサイトの導入
今回のモバイルフレンドリーはGoogleの公式発表ということもあり、Web業界はざわつきました。
しかも追い討ちをかけるようにWebマスターツールにはアラートのようなメッセージも届くので、Web担当者様は不安になられたかと思います。
しかし、無理に急いで対応することが正解であるとも言えません。
上記に述べたように、現時点でモバイルユーザーが少ないホームページには特に影響があるとは思えませんし、現時点でモバイルユーザーが多かったとしてもコンバージョン率が高いようであれば、制作には慎重を期す必要があります。
スマートフォン化を実装したことによりコンバージョン率を下げてしまっては元も子もないからです。
Web担当者様はGoogleを見るのではなく、ユーザーを見るべきだという点は変わらないので、自社サイトを利用するユーザーにとって最も最適な方法は何かを探るべきです。
スマートフォン化を検討していたWeb担当者様には良いきっかけではあったかもしれませんが、改めて目線をユーザーに向け、最適な手段、方法を検討することが必要だと考えられます。
◆ちなみに弊社は
現在PCユーザーが多いので、早急な対応は考えていません。
※モバイルは全体の15%以下
もちろんモバイル対応の必要性は感じているので、熟考した上でモバイル対応していく予定です。